
海外旅行や外国人のお客様への接客など、英語で試着をお願いする場面は意外と多いですよね。でも、初めてだと「どう言えばいいんだろう?」「失礼にならない表現は?」と不安になることも。
そこで今回は、初心者でも気軽に使える試着時の英会話フレーズをわかりやすく解説!基本のフレーズから、サイズや色の確認、購入の意思を伝える方法まで、実際のシーンごとに紹介します。英語が苦手な方でも安心してショッピングを楽しめるようになりますよ。
試着時に使える基本的な英語フレーズ
まずは、試着をするときに使えるシンプルなフレーズを押さえておきましょう。基本フレーズがわかっていれば、英語でもスムーズに会話ができます。
試着を英語で表すときの最も基本的な表現は、“try on” です。お店で商品を手に取ったら、
“Can I try this on?”(これを試着してもいいですか?)
と店員に聞くだけでOK!とてもシンプルなので、初心者の方でもすぐに使えます。複数の商品を試したいときは、
“Can I try these on?”(これらを試着してもいいですか?)
と、単数形と複数形を使い分けましょう。
また、試着室の場所を知りたいときには、
“Where is the fitting room?”(試着室はどこですか?)
または、
“Could you tell me where I can try this on?”(これを試着できる場所を教えてもらえますか?)
と尋ねると、丁寧な印象を与えられます。
試着時の会話がスムーズに進むように、まずは基本のフレーズを覚えておきましょう!
まずは口にこのフレーズを慣らす練習から!
「試着」は英語で何という?
「(服や靴などを)試着する、試しに身につける」は英語で “try on”。店頭で商品を手に取った際に「これを試着してもいいですか?」と伝えたいときには “Can I try this on?” という表現が最もベーシックなフレーズです。同じように複数形を使う場合は “Can I try these on?” で覚えておくと応用がききます。
試着をお願いするときの表現
試着をお願いするときは “Can I try this on?” や “Can I try these on?” が定番ですが、具体的な商品を指したい場合には “Can I try this shirt on?” (このシャツを試着しても良いですか?)“Can I try these pants on?”(このズボンを試着しても良いですか?)といった形で品名を入れればさらに明確になります。店員に”Sure!”(どうぞ) How many items?”(何点お持ちですか?)と言われたら、試着したい服の数を答えてみてください。
店舗で試着室の場所を尋ねる表現
初めて訪れたお店や海外のショップでは、どこに試着室があるか分からない場合も多いです。そのときには
“Where is the fitting room?” (試着室はどこですか?)
とシンプルに尋ねるのが最もスムーズでしょう。より丁寧に尋ねたい場合は
“Could you tell me where I can try this (these) on?” (試着室がどこか教えてもらえますか?)
と言うのもありです。試着室そのものは “fitting room” と呼ぶのがもっとも一般的ですが、国や地域によっては “dressing room” “changing room” と呼ばれる場合もあるので一緒に覚えてくださいね。
試着時の会話例と応答
お店で試着室に入ると、店員が声をかけてくれることがよくあります。例えば、こんなフレーズ。
“Do you need any help?”(何かお手伝いしましょうか?)
“How does it fit?”(サイズはどうですか?)
事前にこういったフレーズを覚えておくと、スムーズに受け答えできて安心ですよね!
もし「ちょっとサイズが合わない…」「別のデザインも試してみたい!」と思ったら、その場でリクエストしてみましょう。
サイズを変えたいとき
“Can I try a bigger/smaller size?”(もう少し大きい/小さいサイズを試せますか?)
“This is a bit tight. Do you have a larger size?”(ちょっときついです。大きいサイズはありますか?)
別のデザインを試したいとき
“I love this, but do you have it in another color?”(これ気に入ったけど、他の色はありますか?)
“Can I try a different style?”(別のデザインを試せますか?)
試着室でのやりとりがスムーズになると、買い物がもっと楽しくなるかもしれません!海外や英語対応のお店で試してみてくださいね。
試着後に意見を述べる表現
試着が終わって気に入った場合は、購入意思を伝えるために、このようなフレーズがオススメ!たとえば…
“This fits perfectly! I’ll take it.”(ぴったり!買います!)
“I really like it. Do you have a new one in stock?”(すごく気に入りました。新品はありますか?)
試着後、購入しない場合は以下のようなフレーズがオススメ!
“I’ll think about it. Thank you!”(ちょっと考えます。ありがとう!)
“It’s nice, but I’ll pass this time.”(素敵だけど、今回は見送ります。)
どちらもフレンドリーで柔らかい印象なので、気まずくならずに断れます!
自分の意見をしっかり伝えることで、納得のいく買い物がしやすくなります。せっかくの ショッピング、妥協せずに楽しむために、ぜひ試してみてくださいね!
サイズや色に関する英語フレーズ
試着の際に重要になるのが適切なサイズ選びです。英語では “small”(S) “medium” (M)“large” (L)など、基本的なサイズ表現だけではなく “extra large (XL)” “petite” (プチ「小柄な」「細身の」)といった選択肢を持っている場合もあるので、あらかじめ単語を把握しておくと便利でしょう。SやMなどの言い方は通じないのでお気をつけを!全体のシルエットや微妙なフィット感を伝えたいときには “It’s a bit snug.” (ちょっとピッタリしすぎる)“It’s too roomy.” (ゆったりしすぎている)などといった形容詞を使い分けるのがおすすめです。
サイズ違いのお願いと表現
もし試着中に「もう少し小さいものを探している」と思ったら “Do you have this in a smaller size?” と尋ねると手っ取り早いです。逆に「もっと大きいサイズはある?」と聞く場合は “Do you have a bigger one?” と言えます。こうしたフレーズは瞬時に状況を伝えられるので、積極的に活用しましょう。
他の色・デザインをリクエストする方法
色やデザインなどが自分の好みと違う場合は “Do you have this in another color?” (これの違う色はありますか?)“Is there a different pattern available?”(これの違う模様はありますか?) といった言い回しが便利です。気になる色があるときは “Do you have it in green?” (これの緑色はありますか?)のように、具体的なカラーを挙げて質問するのも良いでしょう。
試着後に役立つ英語会話のコツ
先ほども紹介しましたが、試着が終わったら、購入の意思を示すか、場合によっては見送るかを伝える必要があります。シーン別の英語フレーズをマスターしましょう。何も言わなくてもことはすみますが、一言わざわざ伝える、が英語上達にもつながります。
購入意思を伝える表現
商品を気に入って購入する際は “I’ll take this.” “I’d like to buy this.” (買います。)といった肯定的な表現で、はっきりと購入の意思を伝えましょう。レジに進みたい場合は “Could you ring this up for me?”(これ、会計してもらえますか?)のように伝えるとスムーズです。
購入を見送る際の丁寧な英語フレーズ
購入を見送る際は、単に “No.” と断るのではなく “I’ll think about it, thank you.” (ちょっと考えます。)や “I’m not sure yet; I might come back later.” (ちょっとまだわからないので、また戻ってきます。)など、やわらかい表現を使うことをお勧めします。丁寧な断り方って中々英語で難しいですよね。正にこれらのフレーズがそれにあたります。
返品・交換を希望する場合の表現
もし購入後にサイズやスタイルが合わないことに気づいた場合、返品や交換を検討することもあります。そんなときは “I’d like to return this.” (返品したいです。)や “Could I exchange this for a different size?” (違うサイズに交換できますか?)と、具体的に希望を告げるとやり取りがスムーズです。店員からは理由を尋ねられたり、返品ポリシーの説明を受けたりするので、その場で分からない英単語があれば遠慮なく聞きながら進めるとよいでしょう。
試着英会話をスムーズにするためにはまずは挑戦から
試着に関する英語表現は日常会話で意外に役立つもの。
英語での試着表現は、価値あるコミュニケーションスキルのひとつです。まずは “try on” の使い方を中心に、サイズや色を尋ねるフレーズ、感想を述べる表現など、基本的な言い回しを身につけましょう。実際に使うときは、相手の質問に対して自分の感想や要望を素直に伝えるのが一番の近道です。初めての英会話でも、積極的にトライして慣れていくことで、海外ショッピングの楽しみがさらに広がります。是非妥協せず、わざわざ話してみる、の精神で頑張ってみてください。
Podcast レイニー先生の今日から役立つ英会話 『第258回海外ショッピングも安心!試着時に役立つ英会話フレーズ』